専門研修
東大病院小児科の専門研修について、紹介させていただきます。
小児科医としての基礎を作る小児科専門研修
充実した指導体制
学会発表、論文執筆のチャンスも豊富
医師5年終了時に小児科専門医取得可能
大学病院研修
1年目は6〜12ヶ月を大学病院で過ごし、専門医療に触れます。
様々な大学内カリキュラム
関連病院研修
2、3年目は関連病院で一般小児診療に触れます。
多くの関連病院のなかから原則2年間の研修先を選択します。
配属先では一人の小児科医として徐々に診療を任される立場で経験を積み重ねます。
専門研修後のキャリアプラン
多様性が東大小児科の長所
専門研修後の進路、サブスペシャリティー研修、大学院進学、留学等多岐に渡ります。
家庭の事情や各個人のワークライフバランスを重視し、相談しながらみなさんに進路を選んでもらいます。
多くの場合は専門研修後にサブスペシャリティー研修を行います。サブスペシャリティー研修後に大学院進学や国内・海外留学をする医局員が多いですがタイミングは様々です。
入局のタイミングも様々で小児科専門研修後やサブスペシャリティー後に入局する医師も多くいます。
サブスペシャリティー研修
- 大学病院や小児病院でサブスペシャリティー研修を行うことができます。
主なサブスペシャリティーと研修先
- 循環器:国立成育医療研究センター、都立小児総合医療センター、千葉こども病院、神奈川県立こども医療センター
- 神経:国立成育医療研究センター、都立小児総合医療センター、都立神経病院
- 療育:心身障害児総合医療療育センター、東京都立府中療育センター
- 血液:国立成育医療研究センター、群馬県立小児医療センター、埼玉県立小児医療センター
- 内分泌:国立成育医療研究センター、都立小児総合医療センター、虎の門病院
- 腎臓:東京女子医科大学、東邦大学大森病院、国立成育医療研究センター、都立小児総合医療センター、神奈川県立こども医療センター、千葉県こども病院、あいち小児保健医療センター
- 免疫:神奈川県立こども医療センター
- 感染症:都立小児総合医療センター、群馬県立小児医療センター
- アレルギー:帝京大学病院、国立成育医療研究センター、神奈川県立こども医療センター、さいたま市民医療センター
- 新生児:国立成育医療研究センター、都立墨東病院、都立小児総合医療センター、帝京大学病院
- 集中治療:国立成育医療研究センター、都立小児総合医療センター、神奈川県立こども医療センター、長野県立こども病院
大学院進学
- 大体毎年4〜10名が大学院へ進学しています。4年間基礎研究に集中してもらいます(生活はアルバイト)。
東大小児科、東大内の他の研究室(基礎系など)、東大以外の研究室(医科学研究所、理科科学研究所)など東大内外様々な研究室を選択することが可能です。
*他施設:大学共同利用期間法人自然科学研究機構、国立精神・神経医療研究センター、東京医科歯科大学、国立成育医療研究センター、京都府立医科大学、東京都医学総合研究所、聖マリアンナ医科大学
留学
- サブスペシャリティー研修や研究の一環で国内・海外の様々な施設へ留学しています。
国内の関連施設以外への研修も調整可能です。
留学先 | 臨床・研究 | 専門 | 卒後 年数 |
---|---|---|---|
カロリンスカ研究所 (スウェーデン) |
研究 | 血液 | 13年 |
フィラデルフィア小児病院 (アメリカ) |
研究 | 遺伝 | 14年 |
フィラデルフィア小児病院 (アメリカ) |
研究 | 循環器 | 11年 |
NIH(アメリカ) | 研究 | 循環器 | 11年目 |
トロント小児病院 (カナダ) |
臨床 | 循環器 | 10年目 |
Nestle Institute of Health Science (スイス) |
研究 | 内分泌 | 9年目 |
St Vincent’s Institute (オーストラリア) |
研究 | 内分泌 | 16年目 |
IFOM(イタリア) | 研究 | 腎臓 | 9年目 |
ケンブリッジ大学(イギリス) | 研究 | 血液 | 6年目 |
ロンドン大学(イギリス) | 研究 | 公衆衛生 | 6年目 |
ジェネラリスト
- 数多くある関連施設の中からライフスタイルにあった勤務先を提供します。
その他
- 基礎研究、行政、政治等様々な分野で活躍している医局員がいます。
相談しながらそれぞれの良い路を歩んでいきます。