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医局員の声

横山 美貴(卒業年度:1988)
町立八丈病院 小児科

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

私たちの時は直接小児科入局でした(卒後1年目)

東大小児科を選んだ理由

上京する友人(他科)と一緒に1回だけ病院見学に来ました。当時あった東大分院で,小さな医局でしたがその分丁寧に対応していただいたのが入った理由でしょうか。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

国立小児病院(現国立成育医療研究センター)呼吸器科で3年間専門分野の研修をさせてもらいました。その他の期間は関連市中病院(元八王子小児病院,元都立府中病院,福島県郡山市太田西ノ内病院など)におり,大学助手を経て,青梅市立総合病院に10年程いました。三多摩島嶼病院連携のこともあり,今年4月から八丈島に来ています。

Q3 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

青梅では,女性の方が産休明けに復帰できるよう勤務時間の調整や当直の免除などの対応をしましたが,子供が病気の時に看てもらえる祖父母等の存在が大きいかもしれません。

Q4 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

まずは子供をたくさん見て触って,子供に関わってあげるのが大切です。

高橋 寛(卒業年度:1998)
青梅市立総合病院 小児科 部長

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

卒後1年目

東大小児科を選んだ理由

関連施設の充実。特に専門病院の選択肢の幅が広い。出身大学の先輩からも入局後の情報をいただいて決定した。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

  • 1年目 東京大学小児科 研修医(旧研修制度)
  • 2~3年目 青梅市立総合病院小児科
  • 4~7年目 心身障害児総合医療療育センター
  • 8~13年目 東京大学小児科 助教(小児神経班)
  • 14年目~ 青梅市立総合病院小児科
  • 21年目~ 同小児科部長

Q3 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

当院では育児中の医師の時短勤務や当直勤務への配慮を極力行っています。
しかし24時間365日の小児救急診療も担っており、決して楽ではありません。
ですから、スタッフ間のコミュニケーション・風通しを良くすることを心がけております。そうすることで業務負担に偏りがないように調整したり、また有給休暇などをお互いにうまく使いながら、それぞれの家庭生活に支障を来さず仕事を継続できるよう心がけています。

Q4 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

東大小児科はさまざまな将来の目標をもった若手医師を、それぞれの状況や希望を尊重しながら、大切に育ててくれる医局です。研修の場として当院でお会いできることを楽しみにしています。

西本 創(卒業年度:1998)
さいたま市民医療センター 小児科診療部長

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

卒後1年目

東大小児科を選んだ理由

免疫アレルギーを学ぶことができると感じたから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

  • 都立府中病院小児科
  • 神奈川県立こども医療センター
  • La Jolla institute for Allergy & immunology
  • 東京大学生殖発達加齢医学講座医学博士
  • さいたま市民医療センター小児科診療部長

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

卒後5年目

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

先輩の紹介

どんな研究をしたのですか?

基礎研究、マスト細胞のシグナル伝達

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

卒後5年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

La Jolla institute for Allergy & Immunologyに3年間

留学先はどうやって選びましたか?

先輩の紹介

留学先ではどんなことをしていましたか?

マウスの骨髄細胞由来のマスト細胞を用いて、IgE受容体架橋後のシグナル伝達を研究しました。

Q5 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

小児科の診療において欠かすことのできない食物アレルギーを専門としています。近年、大きく概念が変化した分野でやりがいがあります。是非、一緒に頑張りましょう。

鶴見 晴子(卒業年度:1999)
日本医療研究開発機構 (AMED)

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

1年目

東大小児科を選んだ理由

小児医療を身につけられると感じたため。出身地に戻りたかったため。医局員が多く、様々なキャリアを歩めると感じたため。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

卒後3年間一般小児科、その後4年間都立小児病院小児科専門臨床研修、虎の門病院小児科2年間、東京大学医学部大学院4年間、東大病院助教など2年間、AMED出向3年間、現在AMEDプロパーとして3年目。

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

9年目

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

師事する先生の研究内容

どんな研究をしたのですか?

主に腎臓のメサンギウム細胞に関する研究です。

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

4年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

東京都立小児病院に4年間

留学先はどうやって選びましたか?

小児腎臓医療の実績

留学先ではどんなことをしていましたか?

小児専門臨床研修、腎臓臨床研究、治験

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

様々な子育て経験を聞く、悩みを相談する。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

皆さんが描いている将来の自分はどのような自分ですか?世界にどのように関わり、何を目指したいですか?
現在AMEDで私は、人に寄り添う研究者や企業の方々の研究開発支援を行っています。AMEDの様なファンディング機関における仕事は、前例がなく不安も沢山ありました。その際、支えていただいたのは医局の方々でした。医局の仲間と切磋琢磨し、懸命に医療や科学に関わらせていただいた経験は、これまでもこれからも私の貴重な財産です。

小椋 雅夫(卒業年度:2002)
国立成育医療研究センター 腎臓・リウマチ・膠原病科

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

1年目

東大小児科を選んだ理由

私は東京大学の卒業生ではありません。入局前には敷居が高く感じておりましたが、医局説明会はアットホームな雰囲気で、外部であっても温かく迎え入れてくれました。また当時の教授である五十嵐隆先生に研修にあたり大事なことは「継続して学ぶ姿勢」が何よりも大事、というお言葉をいただき、安心して入局したことを覚えています。
東大小児科は、自由でアカデミックな色合いが強い医局です。臨床・研究・教育の全てで日本をリードする小児科ではないかと個人的に思っています。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

私が大学を卒業した頃は、まだ研修制度がない時代で、卒後1年目から小児科医でした。
1年目は大学病院で神経疾患、血液疾患、新生児疾患を中心に学び、その後、医局関連の市中病院で5年間、一般小児科とNICUで研修を行い、小児科専門医を取得しました。
医師7年目で国立成育医療研究センターに異動し、小児腎臓・リウマチ性疾患について研修を開始し、現在に至っています。当初は2年間の予定でしたが、色々なご縁があり、小児専門病院勤務は13年目となりました。腎臓専門医、透析専門医、リウマチ専門医、移植認定医など取得でき、多くのsubspecialityについて学びを深めることができました。

Q3 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

7年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

国立成育医療研究センター 腎臓・リウマチ・膠原病科、現在も勤務中

留学先はどうやって選びましたか?

subspecialityを腎臓に決め、腎疾患の専門診療を学べる施設への国内留学を当時の医局長にお願いしました。研修医制度が始まる時期と重なりすぐというわけにはいきませんでしたが、日本最高峰の病院を紹介いただきました。

留学先ではどんなことをしていましたか?

小児の腎疾患・リウマチ性疾患の臨床

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

病院のそばに住んでいます。なるべくこどもと接する時間を大切にすべく、早く帰れる時はそうしています。職場の上司や同僚も子育てに理解があり、休暇などもとりやすく非常に助かっています。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

小児医療は、未来を担うこどもたちの成長のお手伝いができる誇らしい医療部門です。成人と比べて泥くさい部分もあるかもしれませんが、元気になったこどもにパワーをもらえるのも小児科医の醍醐味です。医師として「疾患」だけをみるのでなく「ひと」をみて、小児医療と誠実に向き合い、こどものために一緒に仕事をできたら最高ですね!

雨宮 馨(卒業年度:2003)
さいわいこどもクリニック

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

卒後1年目

東大小児科を選んだ理由

キャリアに自由度があること。知り合いの紹介。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

3~4年目の病院での患者さんとの巡り合わせから、小児神経を中心とすることになりました。重症児を担当することが増え、8年目のころから療育施設に移り、障害児医療を専門とするようになりました。そこから在宅医療(訪問診療)の必要性を感じ、現在はさいわいこどもクリニックで在宅医として勤務しています。

Q3 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

子育ては小児科医としては強みです。自分の子どもから学ぶことも多く、外来診療に役立っています。職場では、事務の方がスケジュールを把握してくれ、時間調整をしてくれます。書類仕事などの調整もしてくれるので、働きやすい環境です。パソコンやスマートフォンが支給されており、カルテ記載や患者さんについての連携業務も在宅で行うこともできます。

Q4 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

小児科は総合的に心身ともに診ていく科です。患者さんが説明してくれない分、症状や適切な検査から判断することが求められ、判断力が鍛えられます。病気のみならず、子どもたちに関わる環境や福祉、教育といった周辺の問題にも関わり、改善させていくことが可能です。研修で様々な小児科医としての仕事を見ていただきたいです。私が関わっている在宅診療は新たな分野ですが、重症児が増える中、ニーズが多く、やりがいがあります。ご興味のある方はさいわいこどもクリニックに見学にいらしてください!

梶保 祐子(卒業年度:2003)
東大病院小児科

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

1年目

東大小児科を選んだ理由

出身校だったので(他をあまり知らなかった)。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

太田西ノ内病院(小児科, NICU)、東京女子医大腎臓小児科、東大大学院、留学、都内関連病院勤務を経て現在東大小児科勤務

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

7年目

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

上司と相談

どんな研究をしたのですか?

腎臓や腫瘍の上皮細胞について

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

5年目に国内留学、9年目に海外留学しました。

留学先はどこに何年行っていましたか?

東京女子医大腎臓小児科に2年、IFOM(ミラノ)に3年行ってました。

留学先はどうやって選びましたか?

国内は上司の指示、海外は、地域を選んで基礎研究で興味深い研究をしているところに応募した。

留学先ではどんなことをしていましたか?

国内は臨床、海外は基礎研究。
それまでと分野が異なり大変だったが、世界各国から来る研究者の多様性を実感しながら第一線の研究の考え方を肌で感じ、貴重な機会だった。かつ良い仲間に恵まれ研究も楽しかった。

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

無理せず受援力を保つように心がけています。その分自分ができることは積極的に行うように心がけ、それが新しい道につながったりと、幅が広がりました。
東大小児科は人が多く、勤務時間・当直などの働き方ややキャリアプランなどが様々で、それぞれの個性を生かして柔軟に対応できることがありがたいと思っています。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

こどもは未来です。総合的に診られる奥深さとともに、成長を見守れる楽しさがあります。是非一緒にこどもたちを診ていきましょう!

絹巻 暁子(卒業年度:2003)
東大病院小児科

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

1年目

東大小児科を選んだ理由

出身校だったのと、診療科を迷っていた時に小児科を強く勧めてくれた先輩がいたから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

都立府中病院(現多摩総合医療センター)で研修後、成育医療センター放射線科で画像診断の勉強1年、大宮医師会市民病院(現さいたま市民医療センター)に1年勤務、大学院進学(国立感染症研究所ゲノムセンターでで川崎病の腸内フローラの経時的変化について解析)、太田西ノ内病院に4年、都立小児総合医療センター総合診療科に3年勤務し、現在東大小児科在籍中。

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

7年目

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

医局の先輩に相談しました。

どんな研究をしたのですか?

川崎病患児の腸内細菌叢の経時的変化について。腸内細菌叢のうち培養法で発育可能な細菌は1割程度ですが、腸内細菌(要するに便)から抽出した16S-rDNAを次世代シークエンサーで解読することで真の細菌叢を推定できます。川崎病発症以降、腸内細菌叢がどのように変化していくのか経時的に追跡し、その傾向について解析しました。

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

5年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

成育医療センター 放射線科に1年

留学先はどうやって選びましたか?

先輩医師の勧め。

留学先ではどんなことをしていましたか?

日中はエコー・CT・透視(・MRI)検査の実施・読影をひたすらこなし、夜はその日の全検査画像を放射線科スタッフ全員でレビューするという365日でした。疾患の診断についてはもちろん勉強になりましたが、正常解剖を知ることができたのが大きな収穫でした。

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

当直業務をしている立場から見ると、(当直はしていなくても)平日日中に必ずいてくれる存在というのはとてもありがたいです。そんな感じで、それぞれにできること・できないことがあって、多くの人が集まることで誰かが他の誰かのサポートをしているのではないかなと思います。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

疾患分野や重症度にこだわることなく様々な病態を経験できること、そのため多様な医療者と連携できること、子どものためとあらば保護者ともひとつのチームになれること、何より純粋でひたむきな子ども(とその家族)の力になれること、などなど夢と希望にあふれた小児科ワールドへようこそ!みなさんから刺激を受けながら、わたしもがんばります。

朝海 廣子(卒業年度:2004)
東大病院小児科

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

3年目

東大小児科を選んだ理由

出身大学だったのと、専門研修の時に大学病院と市中病院の両方を経験できるから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

循環器の研修を成育で3年行った後にオーストラリアとカナダに合計4年間臨床留学をして小児不整脈の勉強をしました。帰国後は東大病院循環器班勤務で不整脈診療を継続してます。

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院には進学していませんが臨床をやりながら執筆した論文で論文博士を取得しました。

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

8年

留学先はどこに何年行っていましたか?

Royal Children’s Hospital(RCH) Melbourne, Australiaに2年半、Hospital for Sick Children(HSC) Toronto, Canadaに1年半行ってました。

留学先はどうやって選びましたか?

USMLE等の資格試験がなくても臨床研修をできる国がオーストラリアとカナダだったので見学して雰囲気をみてから決めました。カナダはオーストラリアの上司に勧められて。

留学先ではどんなことをしていましたか?

RCHでは当初general cardiologyの研修をしてましたが不整脈フェローのポジションをいただけたので不整脈の研修を開始しさらに経験を積むためにトロントで不整脈フェローとして勤務しました。臨床だけではなく臨床研究に関わる機会もありました。

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

東大病院勤務中に出産し現在乳児の子育て中ですが、当直や時間外勤務を免除してもらっています。チーム全員がなるべく時間内に業務が終わるように日頃から仕事の効率化、分担を心がけながら申し送りをしっかりするようにしてます。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

小児科は総合診療からマニアックな専門診療まで、どこまでも広く、どこまでも深く掘り下げていくことができる専門で長年続けても飽きることはありません。

水野 葉子(卒業年度:2004)
東都文京病院 小児科 部長

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

(臨床研修終了後の)3年目

東大小児科を選んだ理由

学生のときからお世話になり様々な分野が学べると思ったから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

今は統合でなくなってしまった都立八王子小児病院や都立府中病院を経て、5年目に長男を出産したあとは東大病院神経班で勉強させていただきました。夜の当直は免除していただき、診療の中で大事だと思った臨床遺伝を勉強したり、基礎研究のお手伝いもさせていただいたりしました。2人の娘も生まれ、子供たちが7歳5歳3歳になったとき、当直は難しいけれどもオンコールならできると考えて、今の病院に移らせていただきました。生まれたときからその子を診ていくことができ、一般小児科医として、地域で、子育てを含めて子供の健康にかかわっていくことができることに魅力を感じています。

Q3 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

ほぼ病気にならなくなりましたが病児保育には大変お世話になりました。医師・看護師だけでなく事務や警備員の方々を含めた他職種のスタッフの皆様のご理解、子育てしながら働いていることが普通である環境が、何よりも私をサポートしてくださっています。

Q4 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

人それぞれのライフイベントや環境がある中でいろいろな小児科医としての道があるかと思いますが、東大小児科の医局では様々な分野の専門の先生方に教えていただくことができ、また、子育て中でもたくさんのご理解とご支援をいただいています。ぜひ東大小児科で一緒に学びましょう。当院の見学なども大歓迎です。

大和田 啓峰(卒業年度:2006)
東大病院小児科

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

3年目

東大小児科を選んだ理由

出身校だったから。研究にも興味があったから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

大学病院で2年間の初期研修の後、後期研修として3年半(半年東京大学病院、1年NICU、2年間市中病院)で研修しました。その後小児病院放射線科(レジデント1年半+兼業として研究生3年間)、成人精神科病棟(1年間)、大学院(児童精神分野での臨床+研究)を終えて、大学病院小児科に戻って総合班(発達心理外来担当)で勤務しております。

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

9年目

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

当時の教授との相談から、後は流されて。

どんな研究をしたのですか?

自閉スペクトラム症当事者の表情解析

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

5年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

国立成育医療研究センター放射線診療部放射線診断科、神奈川県立こども医療センター放射線科、東大病院精神科・こころの発達診療部、合計で6年半(各施設で重複あり)

留学先はどうやって選びましたか?

医局の先輩からの紹介

留学先ではどんなことをしていましたか?

小児画像診断の臨床研修、一般精神・児童精神分野の臨床研修と研究

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

仕事も家庭も、できることには最善を尽くし、できないことについて周囲の理解を得る努力と代わりにできることを探す努力をするしかないかなと思いました。そして、時々(こっそりと)上手に休養をとることも重要です。後は、日々どうにかこうにか過ごせていることを、家族や職場へ感謝するよう心がけています。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

初心の頃に感じたことや抱いた疑問を大切にしていただきたいと思います。振り返ってみると、それが自分にとって重要な意味があったことに気づくこともあるかもしれないと思います。

K.Y. 医師(卒業年度:2006)
フィラデルフィア小児病院

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

(臨床研修終了後の)3年目

東大小児科を選んだ理由

多彩な診療グループがあり、様々なことを学ぶことができるので選びました。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

地域の病院で小児科の後期研修をした後、臨床遺伝を学ぶため小児専門病院で専門研修を行いました。大学院で学位を取得後、海外に研究留学しています。

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

9年目

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

同じ分野の先生からの紹介

どんな研究をしたのですか?

エピジェネティクス(基礎研究)

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

14年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

フィラデルフィア小児病院で2年間の予定

留学先はどうやって選びましたか?

同じ分野の先生からの紹介

留学先ではどんなことをしていましたか?

遺伝性疾患となる遺伝子の機能解析

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

病児保育、シッターを含めた保育体制の充実と家族の協力

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

小児科の総合診療と専門診療をバランスよく学ぶことができる環境は重要だと思います。

森崎 菜穂(卒業年度:2007)
成育医療研究センター 社会医学研究部

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

初期研修終了後の3年目

東大小児科を選んだ理由

臨床研修は外部で行ったこともあり、出身校の入局を検討していました。周産期希望だったので産科とも悩みましたが、医局の雰囲気と教授・医局長・新生児科長の人柄に惹かれて小児科に決めました。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

新生児班を希望していたこともあり、専門研修2年目で変則的に都立小児医療センターで新生児科に配属していただきました。そののち夫の海外勤務が決まり、4年目に留学し、そこからは臨床を離れ、研究の道に進んでます。このような中でも、墨東病院で外来を持たせていただいたこともあったり、アルバイト先を紹介していただいたり、後輩が研究室に来たり、医局の繋がりは大いに生かさせていただいている気がします。

Q3 大学院の経験について教えてください

大学院進学は卒後何年目ですか?

5年目、留学と同時期

大学院の研究室はどうやって決めましたか?

教授に報告しながら、外部(成育医療センター)で実務を行いました

どんな研究をしたのですか?

おもに周産期の、疫学研究

Q4 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

卒後5年目、大学院進学と同時期

留学先はどこに何年行っていましたか?

ハーバード公衆衛生大学院に1年留学

留学先はどうやって選びましたか?

(小児科以外の)学部時代の同級生や留学した先輩からの口コミ

留学先ではどんなことをしていましたか?

MPHコースに学生として入学

Q5 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

ドライラボ(情報を扱うのみ)研究なので臨床とはかなり異なると思いますが、子育て世代が多いこともあり、子育てはしやすい環境を維持できていると思います。

Q6 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

ようこそ!小児科はとても幅広い分野です。

白神 一博(卒業年度:2008)
Children’s Hospital of Philadelphia

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

9年目

東大小児科を選んだ理由

専門班ごとの診療・教育・研究体制がしっかりとしているから。自分の専門領域における診療能力だけでなく教育・研究能力も、より高められると考えたから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

小児科後期研修終了後、小児専門病院にて循環器領域の診療・研修を3年行った後に入局しました。東大病院にて2年間勤務後、入局後に出会った医局メンバーの影響を受けて、現在海外留学中です。

Q3 留学の経験について教えてください

留学は卒後何年目ですか?

11年目

留学先はどこに何年行っていましたか?

Children’s Hospital of Philadelphiaに2年間の予定(現在2年目)

留学先はどうやって選びましたか?

医局メンバーからの情報や学術誌、国際学会での情報から。

留学先ではどんなことをしていましたか?

心臓MRIに関する臨床研究を行っています。日本とは違う環境で仕事をする・生活するという貴重な経験が出来ていて、留学に来てよかったと思っています。

Q4 子育てと仕事の両立について何か工夫している点や職場でのサポート体制について教えてください

だらだら仕事をしないようにして、仕事のオン・オフをはっきりするようにして、オフのときには家族と過ごす時間を大切にしています。

Q5 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

無限の可能性がある・未来ある子どもたちへ、医療という側面から貢献できる小児科医は、目の前の患者さん個人はもちろんのこと、その子どもたちが大きくなってから築いていく日本もしくは世界をも支える仕事だと思います。
東大小児科での多くの出会いがみなさんの将来にもきっとプラスに影響すると思います。東大小児科でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

米田 立(卒業年度:2012)
崎山小児科、西府すこやかこどもクリニック

Q1 入局について

卒後何年目に入局しましたか?

3年目

東大小児科を選んだ理由

学生のときに小児科の研究室で勉強させていただき、臨床・研究ともにしっかり研鑚を積むことができると感じたから。

Q2 専門研修後のキャリアについて教えてください

東京都立小児総合医療センターで小児感染症の研修を行いました。

Q3 新しく小児科研修を始める人たちにメッセージをお願いします

東大小児科は希望に応じて様々な分野に進むことができ、また各分野で素晴らしい指導医がいます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。